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千葉・浦安市、県議選準備行わない状態続く

2011年4月1日 20:20
千葉・浦安市、県議選準備行わない状態続く

 1日に告示された千葉県議会議員選挙をめぐって、東日本大震災の影響で液状化の被害が深刻な千葉・浦安市が、選挙の準備を行わないという異例の状態が続いている。

 浦安市はこれまで、復旧作業のため職員を出せないことや投票所の安全性が確保できないことなどを理由に、国や千葉県に選挙の延期を申し入れていた。

 浦安市・松崎秀樹市長は、告示日の1日も「私どもも法律にのっとって選挙を行いたいが、したくてもできる状況にないとずっと主張してきた。それは今も変わりません」と選挙の準備を行わない方針を示し、浦安市だけがポスターの掲示や投票所が設置されない状態が続いている。

 千葉・森田県知事は「民主主義の根幹を揺るがすことになる。冷静に対応していただきたい」と述べている。

 千葉県選挙管理委員会は1日、適正な投開票の事務を行うよう、勧告を出している。