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NY原油、約2年半ぶりの高値に

2011年4月5日 13:53

 4日のアメリカ・ニューヨーク原油市場は、2年半ぶりの高値を更新した。日本の原発事故の影響を指摘する声もある。

 4日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は、先週末比53セント高い1バレル=108ドル47セントで取引を終えた。約2年半ぶりの高値となった。リビアの混乱が続き、原油供給への不安が高まっていることに加えて、アメリカの失業率が改善傾向にあるため、景気が回復して需要が高まることへの期待感もあるとみられる。

 専門家の中には、日本の原発事故で石油を使う火力発電所への依存が高まり、世界的に原油の需要が増えることを見越した動きではないかと指摘する声も出ている。