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世界6か所目、上海ディズニーランド着工式

2011年4月9日 6:29

 中国・上海で8日、世界で6か所目となる「ディズニーランド」の着工式典が行われた。4年後の開園を目指している。

 「上海ディズニーランド」は、上海の中心部から車で約1時間の田園地帯に約3000億円をかけて造られる施設で、アジアでは東京、香港に次いで3か所目となる。テーマパークそのものの広さは1.16平方キロメートルで、最も小さい香港の施設より狭いことから、「ミニ・ディズニー」などと地元メディアに揶揄(やゆ)されていた。ただ、中国国内や海外からの客も見込めると期待されている。

 「ウォルト・ディズニー」社のロバート・アイガー社長兼CEO(=最高経営責任者)は「(上海ディズニーランドの)着工は私たちにとって歴史的な出来事であり、大きな一歩です。真のディズニーランドであり、中国独特の施設になるでしょう」と話している。

 開園は15年の予定で、東京や香港のディズニーランド同士での客の奪い合いや、コピー商品が横行する中国でのディズニーブランドの模造品対策などが今後の課題となる。