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岩手・宮城・福島の死者 92.4%が溺死

2011年4月19日 21:05

 警察庁が、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の3県の震災による死者の死因を調べたところ、9割以上が津波による溺死であることがわかった。

 警察庁によると、岩手・宮城・福島の各県警は、震災発生1か月となる4月11日までに収容した遺体のうち99%以上に当たる1万3154人の検視を行った。そのうち死因が溺死とされたのは1万2143人で、全体の92.4%に上った。県別に見ると、岩手県で87.3%、宮城県は95.7%、福島県は87.0%となっている。

 また、この3県で死亡した人で年齢がわかった人のうち、65.2%が60歳以上だという。