文科省は、校庭での放射線量の基準を定め、この基準を上回った学校では屋外活動を制限するなど、子供の学校での活動について指針を示した。

　文科省は、校庭の放射線量について一時間当たり３．８マイクロシーベルトを基準とし、この基準を超える学校については校庭などでの屋外活動を一日１時間程度に制限すべきとの指針を示した。

　福島県内では、避難指示が出ている地域などを除くと、現在、１３の小中学校や幼稚園などがこの基準を超えている。

　文科省は８月下旬をメドに基準を見直す方針だが、それまでは教職員が線量計を着用して放射線量の計測を続けるという。また、屋外活動の後には、子供たちにうがいや手洗いを徹底することなどを求めている。