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汚染地下水、完全閉じ込めを~馬淵補佐官

2011年4月23日 2:51
汚染地下水、完全閉じ込めを~馬淵補佐官

 福島第一原発の事故で、馬淵首相補佐官は22日に記者会見し、事態の収束に向け、長期的には放射性物質に汚染された地下水の完全な閉じ込めを検討していくことを明らかにした。

 馬淵補佐官は「地下水対策は1号機から4号機のサイト全体に対して、連続地中壁のような大規模な構造物も含めて検討を重ねる」と述べ、放射性物質の拡散を防ぐため、原子炉建屋をシートで覆う作業の他、汚染された地下水が外に漏れ出ることがないように、地中全体を壁のようなもので覆う必要があるとの認識を示した。

 また、政府と「東京電力」でつくる事故対策統合本部が「戦略性を持ってシナリオを出すことも一つ」として、中長期的な見通しを出していきたいとの考えを明らかにした。