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被災地支援を掲げ、弘前さくらまつり開幕

2011年4月23日 16:50
被災地支援を掲げ、弘前さくらまつり開幕

 青森・弘前市の弘前公園で23日、「弘前さくらまつり」が開幕した。今年は、入園料の一部が東日本大震災の被災地の義援金に充てられる。

 初日の23日は、天守を望む下乗橋前で開会式が行われた。弘前市・葛西市長が「日本一の桜を見て、被災地の元気を取り戻してほしい」と挨拶した後、宮城県から避難し、弘前市で生活を始めた家族がくす玉を割って祭りの開幕を祝った。主役のソメイヨシノのつぼみが色づき始めた弘前公園には、祭りを待ちかねた市民や観光客が訪れている。

 会期を3日間延長し、来月8日まで開かれる今年の弘前さくらまつりは、入園料の3分の1を義援金に充て、被災地の復興を支援する。また、被災者に元気を取り戻してほしいと、弘前市が交流を続ける岩手・野田村と仙台市から140人を招待することにしている。