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結論見送り 中電が地元自治体に説明

2011年5月7日 19:15
結論見送り 中電が地元自治体に説明

 菅首相が6日、浜岡原子力発電所の全ての原子炉の停止を要請したのを受け、「中部電力」は7日、取締役会で協議したが、受け入れるかどうかについて結論が出なかった。このことについて、浜岡原発が立地する静岡・御前崎市の石原茂雄市長にも中部電力から結論が出なかったことが伝えられた。

 石原市長は7日午前の会見で不満をあらわにし、海江田経産相らが浜岡原発を視察したすぐ翌日に停止要請を出したことにも疑問を呈した。

 石原市長の元には、7日午後3時過ぎ、中部電力浜岡原子力総合事務所・水谷良亮所長が訪れ、停止要請に対する結論を7日は見送ったことが伝えられた。

 水谷所長「客、地元、株主に影響を与えていくものなので、7日は結論を見送ったと話した」

 石原市長は「非常に営利企業として、苦しい状況にあると感じた。中部電力も幹部会で厳しい意見を言ったほうがいい。議論して会社がどうなるか大変重い決断だから」

 御前崎市は9日に幹部会を開き、今後の対応などを協議することになっている。