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被災地からの声「いま、つたえたいこと。」

2011年5月10日 4:45
被災地からの声「いま、つたえたいこと。」

 東日本大震災の被災地では、いまだ多くの人たちが避難所などで厳しい生活を余儀なくされている。被災地でボランティアとして活動する人たちに「いま、つたえたいこと。」を聞いた。

 ◆宮城・石巻市の石巻ボランティアセンターから
 東京都から参加している原田豊さん「東京都からボランティアで来ました原田豊です。塞がれた道を開通させるために、小型の重機が必要になります。また、マイクロバスが必要となっておりまして、ボランティアさんを運ぶために必要になります。よろしくお願いします」

 ◆岩手・陸前高田市から
 滋賀県から参加している大宮美幸さん(26)「今回、大型連休ということで時間もありますし、何かできたらなと考えてました。(現場で後ろを指さしながら)ここには漁船センターがあったということで、今も魚を拾っているんですけど、魚が腐った臭いが結構充満しています」

 ◆宮城・牡鹿半島の老人憩いの家から
 神戸市から参加している野寄青年会の皆さん「神戸市東灘区から来た野寄青年会です。(被災地に)来た理由は、阪神・淡路大震災を経験してるんで、その時、色々こちらの方にもお世話になったということもあって、何かしたいなというので、まず行動をしたのが最初。僕らも屋根の補修をお手伝いさせていただいたりしたんですけど、危険な屋根もあるし、そういうの直したりというのが、なかなか行政ではしてくれないようなことを言っていたので、そういった時に、僕らのようなボランティアがいたら一番助かるんじゃないかな、と思いました」

 ◆岩手・野田村の野田村役場から
 社会福祉協議会主査・古谷地要治さん(39)「これまで、野田村に全国各地からたくさんのボランティアが来ていただいて、本当にありがとうございます、おかげさまで野田村もだんだんきれいになってきました。住民一人一人の力を損なわないように、本来できるところまでをボランティアさんが取ってしまうのではなくて、それを補うかたちでボランティアさんから協力をいただいていくことが必要なのかなと思います」