×

パキスタンで自爆テロ、69人死亡

2011年5月13日 16:52

 パキスタン北西部にある治安部隊の施設で13日、2度にわたって自爆テロがあり、これまでに69人が死亡した。パキスタンのタリバン勢力が「(国際テロ組織・アルカイダの)ウサマ・ビンラディン容疑者が殺害されたことへの報復だ」としている。

 テロが発生したのは、パキスタン北西部・チャルサダにある治安部隊の訓練学校の入り口付近。地元の当局者によると、隊員らが入り口でバスに乗り込んだ直後に男が爆弾を爆発させ、多くの人が救助に集まったところで、2度目の自爆テロが起きたという。地元警察によると、この爆発で69人が死亡、115人がケガをし、ビンラディン容疑者の殺害以降、最大規模のテロとなった。

 ロイター通信によると、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」が「ビンラディン容疑者が殺害されたことへの報復だ」と犯行を認める声明を出した。