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自然エネ20%に 菅首相、OECDで演説

2011年5月26日 9:02
自然エネ20%に 菅首相、OECDで演説

 フランスを訪れている菅首相は日本時間26日未明、経済協力開発機構(OECD)の閣僚理事会でスピーチし、全発電量に占める自然エネルギーの割合を「20年代の早い時期に少なくとも20%を超える水準とする」との目標を掲げた。

 菅首相「発電電力量に占める自然エネルギーの割合を、20年代のできるだけ早い時期に少なくとも20%、それを超える水準になるよう大胆な技術革新に取り組みます」

 また、菅首相はこの目標を実現するため、太陽光発電のコストを「20年までに現在の3分の1、30年までには6分の1に引き下げることを目指す」とした上で、「設置可能な1000万戸の屋根全てに太陽光パネルの設置を目指す」と述べた。

 一方、原子力発電について、菅首相は「今回の(福島第一原子力発電所の)事故を教訓に、最高度の原子力安全を実現する」と述べた。さらに、省エネルギーをエネルギー政策の一つの柱に掲げ、「足るを知る」という言葉を紹介しながら「適切な欲望の水準を知ることの大切さ」を強調した。