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1号機で湯気、付近で最大毎時4千ミリSv

2011年6月4日 12:56
1号機で湯気、付近で最大毎時4千ミリSv

 「東京電力」によると、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋内を3日にロボットで調査したところ、湯気が噴き出しているのが確認され、最大で毎時4000ミリシーベルトの線量が確認された。

 東京電力は4日、1号機の原子炉建屋内を3日にロボットが撮影した映像を公開した。映像からは床と配管の継ぎ目から湯気が噴き出しているのが確認できる。この付近では、最大で毎時4000ミリシーベルトという極めて高い線量が確認されたという。東京電力は「今後、線量に気をつけながら作業を進める」としている。

 また、2号機では4日、作業員が入り、温度や湿度などの計測を行うことにしている。建屋内では使用済み燃料プールの影響で温度や湿度が高くなっていたが、先月末にプールの冷却装置が稼働したことを受け、4日までに水温は大幅に下がっていた。東京電力は、建屋内の作業環境の改善が確認されれば原子炉の冷却に向けた作業を本格化させたい考え。