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汚染水一時保管用の大型タンクが到着

2011年6月5日 15:48
汚染水一時保管用の大型タンクが到着

 福島第一原子力発電所では、増え続ける高濃度の放射性物質を含む汚染水を一時保管するための大型タンクが5日朝、敷地内に到着した。

 汚染水の移送準備を進めている「東京電力」は、15日から本格的な汚染水の処理作業に入ることにしている。タンクは、作業中に配管が詰まるなどして汚染水があふれ出した場合などに備えるためのもので、5日朝、福島第一原発に運び込まれた。タンクは全部で170個あり、来月上旬までに順次、敷地内に設置されるという。

 また、東京電力は、放射性物質の飛散を抑えるため、屈折放水車を使って2号機原子炉建屋の壁に飛散防止剤を散布している映像を公開した。散布した面積は、これまでに約35万平方メートルに上るという。

 福島第一原発の3号機周辺では、一時間あたり950ミリシーベルトという高い線量のガレキが見つかり、ロボットを使っての撤去作業も行われる予定。