東京～名古屋で２７年に開業予定のリニア中央新幹線について、「ＪＲ東海」は７日、駅の建設予定地を初めて公表した。

　リニア中央新幹線は、これまでにＪＲ東海が主体となり、東京～名古屋をほぼ直線で結ぶルートで建設することなどが決まっている。ＪＲ東海は７日、１２月にも始める環境アセスメントの計画を発表し、その中で具体的な駅の建設予定地を初めて示した。品川駅（東京都）と名古屋駅を基点とし、中間駅は各県に１つずつ建設する方針。神奈川県は橋本駅、相模原駅、南橋本駅の周辺、山梨県は常永駅、小井川駅、東花輪駅の周辺、岐阜県は美乃坂本駅の周辺を計画しているという。また、長野県については「協議中」として具体的な建設予定地を示さなかった。

　ＪＲ東海は今後、沿線の自治体と話し合い、これらの計画について合意を得たいとしている。

　リニア中央新幹線は２７年に東京～名古屋、４５年に名古屋～大阪の開業を目指していて、東京～大阪は最短１時間７分で結ばれる予定。