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イエメン反政府派、第2の都市の大部分制圧

2011年6月9日 11:14

 サレハ大統領の退陣を求めているイエメンの反政府勢力は、7日までに第2の都市・タイズの大部分を制圧した。

 中東のテレビ局「アルジャジーラ」などによると、南部・タイズでは、7日までに反政府勢力が市街地の大半を制圧したという。

 また、ロイター通信によると、サウジアラビアで、反政府勢力の攻撃により受けたケガを治療しているサレハ大統領は、全身の40%にヤケドを負うなど、当初伝えられていたよりも重傷だったことがわかった。治療後は順調に回復しているということだが、帰国して大統領の職務に復帰するかどうかは不透明で、権力の空白状態が続く中、混乱が拡大している。