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震災3か月、各地で犠牲者を追悼 宮城

2011年6月11日 19:09
震災3か月、各地で犠牲者を追悼 宮城

 東日本大震災の発生から11日で3か月がたった。死者は1万5000人を超え、今も9万人以上が避難生活を余儀なくされている。地震が起きた午後2時46分、被災した人たちは犠牲者に手をあわせ、冥福を祈った。

 震災で職員36人が死亡、または行方不明となっている宮城・南三陸町役場の防災対策庁舎では、職員の家族らが黙とうをささげた。

 宮城・石巻市では、和太鼓の演奏とともに犠牲者を追悼した。中には、震災で家族を失った被災者もいて、追悼と町の復興への願いを込めながら、力強く太鼓を打ち鳴らしていた。

 また、石巻市の飯野川第一小学校では、被災した子供たちを元気づけようと、「こいのぼりまつり」が開かれた。青空を泳ぐ約300匹のこいのぼりに、子供たちも笑顔を見せていた。