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原発再開を問う国民投票、反対派優勢か 伊

2011年6月13日 1:22

 過去に全ての原子力発電所を廃止したイタリアで12日、原発再開の是非を問う国民投票が始まった。国民投票が成立するには投票率が50%を超えることが必要で、地元メディアは反対派が優勢と伝えているが、賛成派は棄権するとみられ、投票率の行方が焦点となっている。

 投票は2日間の予定で、全国一斉に行われている。イタリアは、チェルノブイリ原発の事故後、全ての原発を廃止したが、政府は方針を転換し、新たな原発の建設を計画した。福島第一原発の事故を受けて計画は凍結されたが、原発を再開するかどうか、国民に信を問うことになった。

 日本時間14日未明にも大勢が判明する見通し。