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中露首脳「20年までに貿易額3倍」で合意

2011年6月17日 2:46

 ロシア・メドベージェフ大統領と中国・胡錦濤国家主席が16日に会談し、両国間の貿易額を20年までに現在の約3倍の2000億ドルまで拡大することで合意した。

 16日にロシア・モスクワを訪れた胡主席は、クレムリン宮殿でメドベージェフ大統領と会談し、中露両国が今後、政治・経済面での関係を強化していくことを柱とする共同声明を発表した。両首脳は、年間約600億円に上る中露間の貿易額を、15年までに1000億ドル、20年までには現在の約3倍の2000億ドルにまで引き上げる目標を掲げた。

 一方、料金が高すぎるとして中国が支払いの一部を拒否している天然ガスの供給問題については、最終的な合意には至らず、交渉を重ねることになった。

 また、朝鮮半島問題については、政治的・外交的な手段でしか解決できないとして、6か国協議をできるだけ早く再開するために協力していくことを確認している。