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神奈川3市町の荒茶から規制値超すセシウム

2011年6月21日 22:28
神奈川3市町の荒茶から規制値超すセシウム

 茶葉を乾燥させた神奈川県産の荒茶から、食品衛生法の暫定規制値を上回る放射性物質が検出されていたことがわかった。

 神奈川県は21日、相模原市、松田町、山北町で生産された荒茶から、暫定規制値(一キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した(相模原市=1290ベクレル、松田町=1140ベクレル、山北町=1250ベクレル)。いずれも一番茶で、生の茶葉で検査を行った際は暫定規制値を下回っていたという。これを受け、県は、相模原市、松田町、山北町に出荷自粛を要請した。

 これまでの検査ですでに暫定規制値を超える放射性物質が検出されている小田原市などを含め、神奈川県産の約85%の茶葉が出荷自粛の対象となったという。