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事故原因「管制官の連絡不足」護衛艦衝突

2011年6月24日 12:07
事故原因「管制官の連絡不足」護衛艦衝突

 09年、関門海峡で、海上自衛隊の護衛艦とコンテナ船が衝突した事故について、運輸安全委員会は、管制官が適切に情報を伝えなかったことなどが原因だと結論づけた。

 この事故は、09年、護衛艦「くらま」と韓国のコンテナ船が衝突し、火災が起きたもの。運輸安全委員会によると、コンテナ船は、当時、前を航行していた別の貨物船を追い越そうとしていた。その際、貨物船の左側前方から「くらま」が来ていたが、海上保安庁の管制官からは貨物船の左側を追い越すよう連絡を受けていた。管制官は「コンテナ船は『くらま』が過ぎ去ってから追い越すだろう」と思い込み、追い越すタイミングは指示していなかった。

 運輸安全委員会は、こうした連絡不足などが事故につながったと結論づけた。