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3号機燃料プール、38℃まで水温低下

2011年7月2日 19:43
3号機燃料プール、38℃まで水温低下

 福島第一原子力発電所の3号機で、使用済み燃料プールを冷却する装置の運転が1日から本格的に始まり、2日午前11時の時点でプールの温度が20℃以上下がった。

 福島第一原発では、原子炉の他に使用済み燃料プールの安定的な冷却も目指していて、2号機に続いて、3号機でも1日から水を循環させて冷却する装置の本格的な運転が始まった。「東京電力」によると、先月30日午後8時に62℃だったプールの温度は、2日午前11時には38℃と、20℃以上下がった。

 一方、装置が設置されていない4号機のプールの温度は85℃前後と高く、1日に公開された写真では、湯気が上がっているのがわかる。東京電力は「今月中に4号機と1号機にも使用済み燃料プールの冷却装置を設置したい」と話している。