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佐賀県知事、ストレステストめぐり政府批判

2011年7月7日 15:09
佐賀県知事、ストレステストめぐり政府批判

 佐賀・古川康県知事は7日午前、首相官邸で枝野官房長官と会談し、原子力発電所への「ストレステスト」の実施をめぐる一連の政府の対応を批判した。

 古川知事「ストレステストをさらなる安心のために行うという判断については、評価するところでございます。ただ、なぜ今なのかという疑問が拭えません。政府自身として、考え方をとにかくしっかりしていただかなければ、我々は動きようがないということがあります」

 枝野長官「大変申し訳なく思っています。(早く色々なことを)わかりやすくお伝えできるように、海江田経産相、そして菅首相と相談してまいりたいと思っております」

 ストレステストの実施をめぐる対応について、古川知事は、政府としての統一見解を出すよう求めた。これに対して、枝野長官は記者会見で「誤解・混乱を招かないよう整理してわかりやすく説明、報告する」と述べるにとどまった。

 また、古川知事は、佐賀・玄海町の岸本英雄町長が玄海原子力発電所2・3号機の再稼働を了承したことを撤回したことについて、「もう一遍同意を取り付けることは非常に難しくなっている」との見通しを示した。