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福島第二原発1号機で火花、冷却停止へ

2011年7月7日 19:41
福島第二原発1号機で火花、冷却停止へ

 福島第二原子力発電所で7日午後、原子炉建屋内の電源盤から火花が出ているのが見つかり、その修理のため、この後、数時間にわたって原子炉などが冷やせなくなるという。ただ、原子炉内の温度が急上昇する心配はない。

 福島第二原発は東日本大震災の後、安定して停止している。「東京電力」によると、トラブルがあったのは1号機で、7日午後2時過ぎ、原子炉建屋地下1階にある電源盤から火花が出ているのが見つかった。火花は出たり止まったりを繰り返しているということだが、原因はわかっていない。

 この電源盤は、原子炉や使用済み燃料プールを冷やす装置に電気を供給しているが、修理に伴って、3時間から4時間にわたり、1号機の原子炉や燃料プールが冷却できなくなるという。ただ、東京電力によると、原子炉内はすでに十分に冷えているため、温度が急に上がって危険な状況になることはないという。