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南相馬産の牛11頭から規制値超のセシウム

2011年7月9日 15:59
南相馬産の牛11頭から規制値超のセシウム

 東京都は、福島・南相馬市の農家から出荷された牛11頭の放射能検査を行った結果、8日の1頭に続き、残りの10頭からも国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。

 放射性セシウムが検出されたのは、南相馬市の緊急時避難準備区域内の畜産農家から出荷され、8日に東京・港区の芝浦と場に搬入された牛11頭の食肉。

 東京都は8日、11頭のうち1頭について放射性物質の検査を行ったが、この1頭から国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたため、9日に残りの10頭の食肉も検査した。その結果、10頭全ての食肉から暫定規制値の3~6.4倍の放射性セシウムが検出されたという。

 11頭の牛の食肉は市場に流通しておらず、近く処分される予定。