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三浦半島活断層群、地震発生確率が高まる

2011年7月11日 19:08
三浦半島活断層群、地震発生確率が高まる

 東日本大震災による大規模な地殻変動の影響で、新たに神奈川県内の活断層の地震の発生確率が高まったことがわかった。

 政府の地震調査委員会は、東日本大震災以降、東京都西部の立川断層や長野県の牛伏寺断層など3つの断層で、震災以前に比べて地震の発生確率が高まったと指摘していた。

 今回、新たに確率が高まったとされたのは、神奈川・三浦半島を東西に横切る「三浦半島活断層群」で、現在も地殻変動が続いていることが理由だという。想定されるマグニチュードは6.6以上で、今後30年以内に地震が発生する確率は6~11%と国内の活断層の中でも高い部類に入る。

 地震調査委員会は「国内ではどこで地震が起きてもおかしくないので、日頃から地震への備えを十分にしてほしい」と話している。