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4月作業の3254人 基準超の被ばくせず

2011年7月14日 3:23

 「東京電力」が福島第一原子力発電所で4月に働いた作業員のうち約3300人の被ばく量を測定したところ、国の基準を超えて被ばくした作業員はいなかったことがわかった。

 厚労省は東京電力に対し、4月から新たに福島第一原発で働き始めた作業員の被ばく量を測定し、13日までに報告するよう求めていた。東京電力の報告では、作業にあたった約4600人のうち3254人の検査が終わり、緊急作業で許される上限(250ミリシーベルト)を超えて被ばくした作業員はいなかったという。

 厚労省はまだ検査が終わっていない約1300人の測定結果を29日までに報告するよう求めているが、東京電力によると、そのうち118人は連絡先が判明していない。