×

汚染牛 イオングループ店14店舗で販売

2011年7月16日 19:37
汚染牛 イオングループ店14店舗で販売

 福島県内で牛の餌のワラから相次いで放射性物質が検出されている問題で、大手スーパー「イオン」は、汚染された稲ワラを与えていた福島・浅川町の畜産農家が出荷した牛肉を、グループ店14店舗で販売していたことを明らかにした。

 牛肉が販売されていたのは、東京都や静岡県など5都県のイオンのグループ店計14店舗。イオンによると、販売していたのは4月27日から先月20日までの間で、合計約320キロが売られたという。イオンでは、対象となる商品を購入した利用者から申し出があれば、商品がなくても購入履歴が確認できれば返金に対応するとしている。

 イオンは、今後、農水省などが緊急調査を実施している東北と関東など11都県から出荷される牛について、仕入れ前に放射性物質の全頭検査を独自に行うことにしている。