×

女子W杯、北朝鮮5人がドーピング検査陽性

2011年7月17日 10:13

 FIFA(=国際サッカー連盟)は現地時間16日、ドイツで開催中の女子サッカー・ワールドカップで、北朝鮮代表チームにドーピング検査で陽性反応があったことを明らかにした。鹿の分泌物を用いた薬を服用したことが原因だという。

 ドーピング検査で陽性だったのは5人の選手で、筋肉増強剤「ステロイド」の反応があったという。

 北朝鮮側の説明によると、大会前に国内での練習中に落雷があり、気絶した選手の治療に中国古来の薬を使用したという。薬にはシベリアなどに生息する鹿の一種から採った分泌物が用いられており、これにステロイドが含まれていた。

 北朝鮮側はFIFA・ブラッター会長に謝罪をしたということだが、FIFAは、故意かどうかは問題でなく、事前に薬の成分を調べることが不可欠だと強調した。