「イオン」は１９日、お中元向けに販売した商品の一部に放射性セシウムに汚染された疑いのある牛肉が使われていたと発表した。

　イオンによると、放射性セシウムに汚染された疑いのある牛肉が使われていたのは、「イオンのお中元・夏ギフト」として販売された「伊藤ハム」製「黒毛和牛ローストビーフ」（４００グラム）の一部。全国で１２０８個販売された賞味期限が来年６月１４日と１８日の商品のうち、約２０個に汚染の疑いのある牛肉が使われたという。

　イオンは、依頼主と届け先双方に連絡を取り、対応することにしている。

　また、「小田急百貨店」は１９日、藤沢店で３日と４日、国の暫定規制値を超える放射性セシウムで汚染された牛肉５．７キロを精肉売り場で販売していたと発表した。同じ個体識別番号の肉を東京都などが調査したところ、規制値の４倍を超える一キロあたり２３００ベクレルが検出されたという。

　小田急百貨店は、購入したことが確認できれば返金などに応じるとしている。