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福島第一の汚染水処理、稼働率53%に低下

2011年7月20日 20:51
福島第一の汚染水処理、稼働率53%に低下

 「東京電力」は20日、福島第一原子力発電所にたまった放射性物質を含む汚染水を浄化する水処理システムについて、稼働率がこの1週間でさらに約2割落ち込んだと発表した。

 19日までの1週間の汚染水の処理量は約4510トンで、稼働率は前の1週間の73%から53%となり、大きく低下した。これは、放射性物質を沈殿させて取り除くフランスの原子力大手「アレバ」の装置が水漏れなどのトラブルで停止したことや、一時間あたりに処理できる水の量が少ないことが要因。

 東京電力は、配管の中に不純物がたまっているとみている。