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セシウム汚染牛 宮城県内で1183頭出荷

2011年7月24日 3:25
セシウム汚染牛 宮城県内で1183頭出荷

 国の暫定規制値を超える高い濃度の放射性セシウムに汚染された稲ワラを与えられ、出荷された宮城県内の肉牛は約1200頭になり、NNNのまとめでこれで全国の出荷頭数は2600頭を超えた。

 宮城県によると、高い濃度の放射性セシウムに汚染された稲ワラを与えられ、出荷された宮城県内の肉牛は1183頭に上ったことが新たにわかった。宮城県内や関東などへ出荷されていて宮城県は流通経路の解明のため、国や出荷先の自治体に調査を依頼したという。NNNのまとめによると、出荷された肉牛は2600頭を超え、流通先は沖縄県を除く46都道府県に広がっている。

 宮城・村井県知事は近く上京し、宮城県産の肉牛の全頭検査を実施するよう関係省庁に要望することにしている。