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「福島と同等の対応を」宮城県知事が要請

2011年7月25日 21:47
「福島と同等の対応を」宮城県知事が要請

 宮城・村井嘉浩県知事は25日、細野豪志原発相と会談し、福島第一原子力発電所事故で宮城県に対しても福島県と同等の対応を求める要望書を提出した。

 会談で村井知事は、福島県の全県民に対して実施される健康管理調査を宮城県でも行うべきだとした。その上で、特に18歳以下の子供を対象とした甲状腺被ばくの継続的な検査についても、福島県と同様に実施するよう求めた。また、放射性物質のついた稲わらを食べた牛の肉から放射性セシウムが検出された問題についても国の支援を求めた。

 村井知事「出荷自粛ではなくて、政府の力で出荷停止にして、出荷できなかった牛は全量国が買い取るような対応をしていただきたい」

 要望を受けた細野原発相は「優先順位をつけて必要なところから対応できるよう検討したい」と述べるにとどまった。