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震災対応の自衛隊撤収、県庁で感謝式 岩手

2011年7月26日 23:17
震災対応の自衛隊撤収、県庁で感謝式 岩手

 東日本大震災の発生から4か月以上、岩手県で被害対応にあたっていた自衛隊が26日、全て撤収することになり、岩手県庁で感謝式が行われた。

 自衛隊は、震災が発生した3月11日から岩手県入りし、陸上と航空自衛隊延べ61万人以上が救助活動や支援物資の運搬、入浴支援などを行った。

 26日の感謝式で、達増拓也知事は「自らの危険を顧みることなく、任務を果たしてこられた。敬意を表します」と述べた。これに対し、陸上自衛隊第9師団・林一也師団長は「被災した地域に笑顔が戻り、美しくよみがえることを祈念します」と、岩手県民の支援に感謝し、これからの岩手県に励ましの言葉を贈った。

 自衛隊の撤収は岩手県が26日付で要請して決まったもので、被災3県では最も早い撤収となった。