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事故車両を運び出し 中国高速鉄道事故

2011年7月26日 13:02

 39人が死亡した中国高速鉄道の追突事故は26日、発生から4日目を迎え、現場では、早期復旧を目指す当局による事故車両の運び出しが行われている。

 事故現場では、25日夜から、高架から落下した車両4両について、残骸をダンプカーに積んで運び出すなど、撤去作業が進められている。4両のうち1両については、26日午前に現場から運び出された。残る車両についても、クレーンでつり上げてトレーラーに積み替える作業が行われている。

 また、25日に抗議活動を行った犠牲者の遺族たちは、26日は温州のホテルで政府当局者との話し合いを行っていて、事故の状況の詳しい説明や誠実な対応を求めている。

 一方、詳しい事故原因については、国営メディアなどはまだ伝えていないが、中国紙・光明日報は「追突した車両が急ブレーキをかけていたことがわかった」と報じており、自動列車制御装置(ATC)が作動しなかった可能性が出ている。