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液状化被害の建築物、5区で56棟~東京都

2011年7月27日 22:10

 東京都は27日、東日本大震災で液状化による被害を受けた建築物が、都内で56棟に上るとの調査結果を明らかにした。

 東京都によると、東日本大震災による液状化で、建築物が傾いたり、地面に沈み込んだりして被害を受けた建築物は、葛飾区・墨田区・足立区・江東区・江戸川区の5区で56棟に上った。このうち12棟が大規模半壊で、26棟が半壊だった。

 葛飾区東金町7丁目では、住宅など20棟が被害に遭ったが、この地域には昭和20年代まで池があったという。被害に遭った他の地域も、大正時代には田んぼだった所や、昭和になってから海を埋め立てた土地だったという。

 東京都は、専門家で構成される検討委員会を開き、2年後をめどに液状化対策を実施したいとしている。