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腐葉土原料の落ち葉から7万2千ベクレル

2011年7月28日 2:54
腐葉土原料の落ち葉から7万2千ベクレル

 秋田県のホームセンターで販売していた腐葉土から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、栃木・鹿沼市の業者が製造した腐葉土の原料となった落ち葉から、一キログラム当たり7万2000ベクレルの高い放射性セシウムが検出された。

 この落ち葉は、4トントラックにして400台分あり、その4分の1は福島第一原発事故後に栃木・那須塩原地区から仕入れたものだという。那須塩原地区は福島第一原発から約100キロメートルの場所にある。栃木県は、腐葉土を製造した業者と、これを出荷した市内の別の業者に対し、製品の出荷自粛と自主回収を要請している。

 汚染された原料で製造された腐葉土は、秋田県の他、北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県に出荷されたという。