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「海外に目を向けて」経産省現職官僚が訴え

2011年8月10日 22:04
「海外に目を向けて」経産省現職官僚が訴え

 東京・港区の日本テレビで10日、日本テレビの報道番組がニッポンの難題に取り組む「action!日本を動かすプロジェクト」の無料トークライブイベントが開かれ、原発問題を所管する経産省の現職官僚である古賀茂明氏が登場した。

 古賀氏は、現職でありながらかねて国家公務員制度改革について持論を展開し、現在も著書やメディアを通じて「東京電力」や行政組織の改革を訴え続けている。

 古賀氏はまず、現在の日本が置かれている財政の危機的状況について「国の借金を消費税の増税で解決しようとしている人がいるが、政治家や官僚が消費税の増税以外に解決策を出していないことが本当に危機であると考える」と述べた。

 また、来場した学生らに対し、「これからは海外に目を向けてもらいたい。好むと好まざると、今後は世界中の人と仕事をする場面が確実に増える。例えば、中国は隣国でもあるし、競争と協力の両面で無視できない国である。今後の就職活動や生き方を考えるときに、海外を視野に入れてほしい」とメッセージを伝えた。さらに、「若者が革命を起こさない限り、この国は変わらない。日本を変える意志を持って、しっかり考えて動いてほしい」と訴えかけた。

 イベントは12日まで、午前11時から正午まで連日行われる。