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日本企業進出を歓迎~チベット自治区主席

2011年8月19日 9:32

 中国・チベット自治区を訪れている丹羽宇一郎駐中国大使が18日、チベット自治区の主席と会談した。主席は自治区への日本企業進出を歓迎する意向を示した。

 丹羽大使は、チベット仏教の宮殿・ポタラ宮を見学した後、自治区政府・バイマチリン主席と会談した。民族問題を抱える中、自治区政府が制限している外国からの人や企業の受け入れについて、丹羽大使は「規制が長期にわたると経済発展の阻害要因になる」と述べ、制限の解除を求めた。その上で、「水資源を活用すれば資金力のある自治区になれる。開発には日本企業も参加したい」と述べた。

 これに対し、バイマチリン主席は「水資源の開発で日本企業と協力したい」と述べ、日本企業の進出を歓迎する意向を示した。