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岩手の中学生、津波から生きのびた体験語る

2011年8月21日 17:44
岩手の中学生、津波から生きのびた体験語る

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けながらも、全員が避難して無事だった岩手県の釜石東中学校の生徒4人が21日、東京・江東区で開かれた防災イベントで体験を語った。

 3年・金野葵さん「津波の押し寄せてくる恐ろしい音と叫び声が混じり合い、さらにさらに上(高台)を、道路に向けて無我夢中で走りました」

 津波で校舎の3階まで浸水したが、「自分の命は自分で守る」という地元の教えのもと、生徒らは地震発生後にすぐ、2キロ離れた高台に走って避難し、全員が無事だった。生徒らは「助かったのは奇跡ではなく、言い伝えを守って訓練を重ねた結果。この経験を多くの人に役立ててほしい」と語った。