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静岡大雨 富士市で262ミリ、土砂崩れも

2011年8月25日 21:46
静岡大雨 富士市で262ミリ、土砂崩れも

 秋雨前線の影響で、太平洋側では24日夜から雨が激しく降り続いた。特に東海地方で雨量が多くなっており、静岡・富士市の24時間雨量は25日午後4時現在、8月の観測史上最多となる262ミリを記録した。静岡県内では土砂崩れなどの被害が出ている。

 静岡市の24時間雨量は、25日午後4時20分現在、161ミリを観測した。市内の道路では土砂崩れが発生し、崩れた土砂は道路の下にあるJR東海道線の線路にも流れ込んだ。また、市内を走る道路が冠水して消防隊員が復旧作業に追われた他、近くの住宅街にも水があふれた。さらに、静岡・沼津市では、田んぼに隣接する道路が、田んぼと道路の境がわからなくなるほど冠水した。

 この雨で、東海道新幹線の静岡~東京で最大122分の遅れが出るなど、推定7万7000人に影響が出た。現在は通常運転に戻っている。

 一方、山梨県内では25日午後4時20分現在、甲府市で8月最多となる61ミリ、南部町では145ミリの24時間雨量を観測した。

 26日夕方までの24時間に予想される雨量は、北陸で150ミリ、関東甲信で120ミリ、東海・近畿で100ミリとなっており、引き続き注意が必要。