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東北4県のガストで食事、14人が赤痢に

2011年8月31日 18:32
東北4県のガストで食事、14人が赤痢に

 東北地方4県にあるファミリーレストラン「ガスト」で食事をした14人が発熱や腹痛、下痢を発症する「細菌性赤痢」に感染していたことがわかった。ガストを展開する外食大手「すかいらーく」では、ガストを含むグループの店舗計120店の営業を31日から自粛している。

 細菌性赤痢に感染したのは、宮城県内の女性3人、山形、福島の男女それぞれ5人、青森県内の女性2人の計15人。各県の聞き取り調査などによると、宮城県内の女性1人を除く14人は、16日から20日にかけて、ガストのそれぞれ別の店で食事をしていた。

 いずれの店も、宮城県にある「すかいらーく」グループの調理施設「仙台MDセンター」で加工された材料を使い、客に料理を提供していた。保健所は、この施設で感染が拡大したとして、この調理施設を31日から3日間の営業停止処分とした。

 「すかいらーく」では、北海道から東北、栃木県の一部のグループの計120店の営業を31日から自粛している。

 営業を自粛している店舗は以下の通り。

 北海道 (ガスト23店舗)
 青森県 (ガスト11店舗)
 岩手県 (ガスト10店舗)
 秋田県 (ガスト15店舗、おはしカフェガスト1店舗、ステーキガスト1店舗)
 宮城県 (ガスト16店舗、おはしカフェガスト1店舗、ステーキガスト1店舗)
 福島県 (ガスト20店舗、ステーキガスト2店舗)
 栃木県 (ガスト6店舗)