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小宮山厚労相、たばこ税引き上げに意欲示す

2011年9月5日 17:59
小宮山厚労相、たばこ税引き上げに意欲示す

 小宮山厚労相は5日、来年度のたばこ税の引き上げに意欲を示し、毎年、一定額を引き上げる制度が理想だとの考えを示した。

 小宮山厚労相「去年私が提言したのは、100円ずつ上げていきましょう毎年と」「健康を守るためにやるんでしょ、という話をずっとしていまして」

 小宮山厚労相は来年度のたばこ税引き上げに意欲を示し、毎年、一定額を引き上げる仕組みが理想だと述べた。また、一箱700円台なら販売量が減っても増税分で補えるため税収は減らないという研究に触れ、「一箱700円台までは上げたい」と述べた。

 たばこ税は去年10月に一本あたり3.5円引き上げられた後、東日本大震災の復興財源としてさらに増税が検討されたが、被災地の産業でもあることから、引き上げに慎重な意見が根強くある。

 これについて、安住財務相は5日午後、報道各社のインタビューで、「たばこ税は財務相の所管なので、小宮山厚労相の意見としては承っておく。取りやすいところからということではなくて、いろいろな税目を検討しながら対応していきたい」と述べ、たばこ税の増税には慎重な姿勢を示した。