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原発の事故手順書 東電「黒塗り」で再提出

2011年9月13日 2:15
原発の事故手順書 東電「黒塗り」で再提出

 衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会(川内博史委員長)は、12日に「東京電力」から提出された福島第一原発の過酷事故時の操作手順書の大半が「黒塗り」だったことを受けて、正式なものを提出するよう法律に基づいて要請したことを明らかにした。

 委員会によると、東京電力が12日に提出した福島第一原発で過酷事故が起こった場合の「操作手順書」は、表紙と目次の3枚のみで、ほとんどが黒く塗り潰されていたという。先週に提出された通常の事故時の「操作手順書」も、大半が黒く塗り潰されていた。東京電力は、その理由について「核物質防護上の問題」などと説明している。

 川内委員長は「事故原因の究明のため正式な『操作手順書』が必要だ」と述べ、法律に基づいて、東京電力に資料の提出を要請した。