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国交省整備局「八ッ場ダム、建設が有利」

2011年9月13日 16:21
国交省整備局「八ッ場ダム、建設が有利」

 群馬・長野原町の八ッ場(やんば)ダム建設をめぐる問題で、国交省関東地方整備局は13日、1都5県の知事らが集まった検討の場で、「ダムを建設する方が有利」との判断を示した。

 八ッ場ダムの建設をめぐっては、関東地方整備局が、利根川の川幅を拡張するなどのダム建設を中止した場合の代替案を出し、建設を継続すべきか中止すべきか検証を行ってきた。その結果、関東地方整備局はダム下流域の1都5県の知事らが集まった検討の場で、コスト面からみても「建設する方が有利」との判断を示した。

 これまで、関係する自治体はいずれも早期のダム本体工事の着手を要望しており、今回の判断を受けて、群馬・大沢正明県知事は、「この2年間は何だったのか。多くの時間と費用が無駄になっただけではないか」などと話した。

 最終結論は、国交省の有識者会議などを経て今秋までに出される。