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経産相 福島第二原発、廃炉の見通し示す

2011年9月16日 12:35
経産相 福島第二原発、廃炉の見通し示す

 枝野経産相は16日、「東京電力」の福島第二原子力発電所について、運転再開に地元の理解を得られる状況ではないとして、現状のままでは廃炉は避けられないとの見方を示した。

 枝野経産相は16日朝の会見で、「福島県について、原子力発電所を稼働することについて、県民のみなさんの理解を得られるような状況であるかと言われれば、現状はそうした状況ではない」と述べ、地元の理解を得ない限り福島第二原発の存続は難しく、廃炉は避けられないとの見方を示した。

 福島第二原発には原子炉が4基あり、最大出力は計440万キロワットで、東京電力の総発電能力の約7%を占める。

 東京電力は、東日本大震災により事故が起きた福島第一原発の1号機から4号機は廃炉にすると表明しているが、福島第二原発については方針を明らかにしていない。