福島第一原発2、3号機への注水量を増量
「東京電力」は16日、福島第一原子力発電所の事故の収束に向けて、原子炉の冷温停止を達成するため、2号機と3号機の原子炉への注水量を増やした。
東京電力は16日午後から、2号機への注水量をこれまでの一時間あたり6トンから7トンに、3号機への注水量を一時間あたり7トンから12トンに増やした。2つある注水ルートのうち、原子炉圧力容器内にシャワーのように注水をする「炉心スプレー系」の量を増やし、圧力容器の温度を効果的に冷やす狙い。
東京電力は、数日間、注水量を増やしたままで圧力容器の温度がどの程度下がるか様子をみたいと説明している。