細野環境・原発相は２日、福島県を訪れ、年間被ばく量が１～５ミリシーベルトの地域についても、国が責任を持って除染すると述べた。

　福島・佐藤県知事は２日、県庁を訪れた細野環境・原発相に、除染は本来、国や事業者が自ら行うべきことと抗議し、国が責任を持って行うようあらためて要請した。これに対し、細野環境・原発相は「年間被ばく量が１～５ミリシーベルトの地域の除染は、国が責任を持ってやる。ここで福島の人を見捨てるようであれば、日本は先進国とは言えないとの認識を持っている」と述べた。

　また、汚染土などを置く中間貯蔵施設については、県の意見を聞きながら今月末までに工程表を完成させたいと述べた。