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米大統領選、共和党候補ケイン氏が再び失点

2011年11月16日 11:22

 アメリカ大統領選挙の野党・共和党候補者レースで有力とみられていたハーマン・ケイン氏は、相次ぐセクハラ疑惑で支持率が急落していたが、外交問題でも失点を重ねた。

 元ピザチェーン店経営者という異色の大統領候補であるケイン氏は、歯切れの良い語り口が支持されて急速に支持を伸ばし、一時、共和党では最有力とみられていた。しかし、先月末からセクハラ疑惑が相次いで浮上し、「CNNテレビ」が11~13日に行った最新世論調査ではロムニー氏の24%(前回比マイナス2ポイント)、ギングリッチ氏の22%(前回比プラス14ポイント)に次いで14%(前回比マイナス11ポイント)と支持率3位に滑り落ちた。

 こうした中、ケイン氏は新聞の取材でリビア情勢について質問された。

 記者「オバマ大統領の対リビア政策には賛成ですか?」

 ケイン氏「ああ、リビアね。オバマ大統領は…リビアの民主化を支持したんですよね?」

 ケイン氏側は「睡眠不足だった」と説明しているが、アメリカメディアは「外交問題でつまずき」などと大きく報じている。