福島第一原子力発電所事故を受け、「東京電力」から宮城県内のＪＡグループなどへの賠償金の支払いが遅れている問題で、東京電力が１８日、ＪＡ側へ「今月中に支払うよう、最大限努力する」と伝えていたことがわかった。

　ＪＡ宮城中央会などは８月、原発事故の賠償金として東京電力に第１次請求分の約２億２０００万円を請求し、１０月中に全て支払われる予定だったが、期限までに半額しか支払われなかった。

　東京電力は１８日、ＪＡ宮城中央会へ１次請求分の残り１億１０００万円と、第２次請求分の３億７０００万円について「今月中に支払うよう、最大限努力する」と連絡していたことがわかった。

　東京電力は２１日、支払いについての正式な書面を持ってＪＡ宮城中央会を訪れる予定。