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元専属医に禁錮4年 過失致死罪で最高刑

2011年11月30日 11:12

 アメリカの歌手、マイケル・ジャクソンさんの急死をめぐる裁判で29日、元専属医師に過失致死罪としては最も重い量刑が言い渡された。

 ジャクソンさんの専属医師だったコンラッド・マーレー被告は09年、不眠を訴えていたマイケルさんに強力な麻酔薬を過剰に投与して死亡させたとして過失致死罪に問われ、7日に有罪評決を受けていた。29日、アメリカ・ロサンゼルス郡地裁の判事は「患者の観察を怠った行為は医師として許されず、反省の色もみられない」として、過失致死罪としては最も重い禁錮4年の量刑を言い渡した。しかし、カリフォルニア州では刑務所が過密状態のため、半分程度の刑期で釈放される見通し。

 ジャクソンさんの母、キャサリン・ジャクソンさん「禁錮4年で命は償えないし、息子は戻ってきません。しかし、最も重い量刑で感謝します」

 ジャクソンさんのファン「(マーレー被告は)終身刑を受けるべきだ。彼はマイケルを殺したのだから」

 弁護側は控訴する方針を明らかにしている。